PEN E-PM1

カメラ片手にお散歩。旅先であっても、積み上げた日常であっても、写真を撮るのが好きです。よろしくお願いします。

伝う

雨が伝う
窓の外の景色


流れ行く音に
そっと耳を寄り添わす


欠片ばかりの小さな音にも
わずかばかりの微かな声でも
確かに、それは存在していて


己の存在を一生懸命に保っている
意識か無意識かは問わずに


自分であっても
きっとそうなんだ


日々の生活に押し流されて
心の声を聞き取れなくなる


気が付いた時が
修正できる最後の時

朝がきた

微睡むような朝方
太陽の光が射し込む

強くない日差しも心地よい

まるで
吹いてない風をも感じさせる


あぁ、どうかこのまま
時が流れなければいいのに

なんて思うほどに
心地よい時間


いつだって朝は新しい
まっさらな時間にいざ