PEN E-PM1

カメラ片手にお散歩。旅先であっても、積み上げた日常であっても、写真を撮るのが好きです。よろしくお願いします。

線香花火

夏が終わり
秋の気配

季節は巡り
時は流れる

今日も一人で追いかける
あなたが居たはずの時間


どんなに追いかけても
戻ることを知らない時間

記憶という中でさえも
その輪郭を朧気にする
残酷にも思える程に


人生は一度きりだと言うのなら

たった一度の時間に
自分からさよならをすること

それは怖いことだった
そう思っていた時があったはず


ごはんは美味しくて
人と話していたら楽しくて
吹いている風が心地よくて

それがどうしてこうなっちゃったのかな


苦しい時は逃げてもいいの
頑張って、頑張って、自分がなくなるくらいなら
そこから逃げてもいいの

自身の時間を自ら終焉に導く人
ねぇ、どうして

地球の資源

スマホやPC、付いていけないくらいに最新の機種がでるけれど、あまり最新のもの、というものに興味が掻き立てられなくて。

 

新商品は(当然だけれど)宣伝的には大幅なアップデートや機能拡張を謳っていて。まあ、確かにそれは便利ですね、とは思いつつ、「その機能ってなくてもいいよね?」と思ってしまう。

 

「限りある資源を大切に」

私が子供のころから言われていた。

 

確かに、リサイクルを含めた3R(Reuse、Refuse、Recycle)は進んではいるとは思うけれど、その一方で大量生産、消費の流れは、留まるところを知らない。

その流れは、今まさに勢いのある発展途上国も然り。

 

このままいったら、地球はどうなってしまうんだろう。

その答えは偉い学者さんや研究者でなくてもわかる。

 

そして、地球でしか生きていけない私たちに、残された時間はそんなに長くない。

 

大量消費、大量生産、経済発展

それらが永遠に続けられることはない。

 

だって、すべての資源は有限だから。

3.2の衝動

ゆらゆらと電車に揺られる帰り道

土曜の夜には通勤の面影がない

平日の夜に潜む魔物は息を潜めている

 

空気はどことなくおだやか

それでいて適度に冷たい

 

同じ空間に居合わす偶然

それでいて、この空間は他人の集合体

 

不思議だな

こんなに近い距離にいるのに

きっと次にすれ違うことがあっても気が付かない

 

まるで存在がなかったかのよう

きっとこの広い世界ですれ違うことや

隣に居合わせることは

 

天文学的な確率のはずなのに

伝う

雨が伝う
窓の外の景色


流れ行く音に
そっと耳を寄り添わす


欠片ばかりの小さな音にも
わずかばかりの微かな声でも
確かに、それは存在していて


己の存在を一生懸命に保っている
意識か無意識かは問わずに


自分であっても
きっとそうなんだ


日々の生活に押し流されて
心の声を聞き取れなくなる


気が付いた時が
修正できる最後の時