2017-09-16 3.2の衝動 詩 ゆらゆらと電車に揺られる帰り道 土曜の夜には通勤の面影がない 平日の夜に潜む魔物は息を潜めている 空気はどことなくおだやか それでいて適度に冷たい 同じ空間に居合わす偶然 それでいて、この空間は他人の集合体 不思議だな こんなに近い距離にいるのに きっと次にすれ違うことがあっても気が付かない まるで存在がなかったかのよう きっとこの広い世界ですれ違うことや 隣に居合わせることは 天文学的な確率のはずなのに